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序章 指針策定にあたって |
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背景 |
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近時、我が国では、火山の噴火、洪水、地震など大規模な自然災害が多発し、また、原子力施設での臨界事故など人為的な災害も発生するなど、国民生活に重大な影響を及ぼす災害が何時、何処の地域でも起こりうると言っても過言ではありません。 |
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このような大規模な災害の発生時に、障害者や加齢により支援が必要な状態になった高齢者は、情報の入手や自力での避難等が困難なことから災害弱者になりやすい状況にあります。 |
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このため、県や市町村、防災関係機関や地域が連携して、障害者や高齢者に対する防災体制の整備等、早期に防災対策を講じる必要があります。 |
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「滋賀県地域防災計画」においては、災害弱者の安全確保と支援体制の強化の具体的な施策のひとつとして、市町村において、障害者等の災害弱者やその介護者が、災害に関する基礎的な知識や災害発生時に取るべき行動についての理解や関心を高めるための災害対策マニュアルを作成する等、必要な知識の普及啓発に努めることとしています。 |
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2 |
指針の性格 |
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本指針は、市町村において災害弱者向けの災害対策マニュアルが早期に作成されるよう、市町村でのマニュアル作成にあたってのガイドラインとして策定したものです。 |
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本指針は、次の方およびこれらの方を災害時に支援する方に対し、特に被害が大きくなる可能性の高い地震、火災、風水害を対象とした防災マニュアルを策定することを目的としたものです。 |
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(1) |
身体障害者、知的障害者、精神障害者 |
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(2) |
加齢により障害を有することとなったり、支援の必要な状態になった高齢者 |
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本指針は、当事者の視点を重視し、障害があることによる特有の防災対策の必要性を勘案し、より有効な指針とするため、障害者の参画を得て内容を検討したものです。 |
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3 |
指針の構成 |
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本指針は、障害者等を対象とした「当事者編」と災害時に障害者等を支援する方を対象とした「支援者編」に分け、各々が防災のための知識や災害時の行動を把握しやすいようにしています。 |
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「当事者編」では、発生原因や特徴など災害を知ることを重視するとともに、災害の予防から災害が発生して以降、避難までに必要な知識と取るべき行動、注意点を示しています。 |
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「支援者編」では、障害の原因、特徴や生活面での困難性など障害を知ることを重視するとともに、災害の予防から災害が発生して以降、避難までの支援に必要な知識と取るべき行動、注意点を示しています。 |