|
1981年(昭和56年)より聴覚障害者センター設立への運動が始まりました。
それまでも、手話通訳者の養成・派遣はありました。しかし聴覚障害者の悩みや暮らし問題はそれだけではなく、たとえば音声が聞こえないということでテレビなどの文化を楽しむ事が出来ないので字幕入りの映像を作れないか?もっと多くの人に手話通訳・要約筆記を広めていけないか?など多くの要望から身体障害者福祉法34条に基づいて、聴覚障害者のための情報発信の拠点として、1995年(平成7年)10月に草津市のろうあ者福祉会館跡地にて、聴覚障害者センターが設立されました。 |
|
それによりメディアや文化に触れることが出来るように、字幕を取り入れたビデオを作るサービス、聴覚障害者ITサロン事業など、今までに無かったサービスを提供することや新たな事業の拡大を行なえるようになりました。また手話通訳の依頼は設立当初に比べ3倍にも増えました。
現在も滋賀県立聴覚障害者センターは、聴覚に障害を持つ人だけでなく一般の人も交流の場として利用し、18歳以上が3,887人、18歳以下も含めると約4,059人の聴覚障害者が利用しています。 |
|
|
|
手話ボランティア養成事業 |
手話啓発事業 |
手話通訳者養成・派遣事業 |
手話通訳者設置事業 |
手話通訳士養成講座 |
要約筆記者養成・派遣事業 |
盲ろう者通訳介助者養成事業 |
字幕付きビデオ制作・貸出事業 |
聴覚障害者生活相談事業 |
聴力相談事業 |
聴覚障害者ITサロン事業 |
聴覚障害者生活訓練事業 |
|
|
|
|
手話通訳などのサービスは一見すると聴覚障害者のための情報保障に見えます。しかし、実際は聴覚障害者と健聴者(聞こえる人)を繋ぐ橋渡しの役で、双方にとって受益のあるとともにコミュニケーションは権利です。 |
|
|
またサービスの要望が増えるにつれ、当センターだけでは南北に広がり中心に琵琶湖を持つ滋賀県の全域のサービス対応が日増しに難しくなってきています。深夜や休日の緊急時の対応も現在では出来ません。
今後はもっと多くの人がいつでも気軽にサービスを受けていただけるよう、少しでも多くの聴覚障害者が社会参加できるよう努力し、センターの活動を推進していきたいと思います。 |
|
|
|
|