*
福祉しがどっとnet
「必要な時」に「必要な場所」で「必要な情報」が得られるように
文字サイズ l 大きく小さく元に戻す
TOP働く学ぶ暮らす団体紹介

多賀町役場で環境生活課課長されている山本清和さんを紹介します。

掲載されている記事は、2007年の取材時の内容です。

自分のモットー
山本清和さん
山本さんは、平成19年4月より環境生活課の課長として、住民の方々へのサービス・課内の取りまとめをする立場として、日々ご活躍されておられます。 昭和47年4月に多賀町役場に就職されて以来35年間、「自分で出来る範囲のことは全力で実行する」ことをモットーにやってこられたそうです。また、決して背伸びしない、反対に甘えないことをポリシーとしておられます。
若いころは、障害を恥ずかしいとか思って多少格好をつけていた時もあったそうですが、格好をつけても実際とはかけ離れていては、どうにもなりません。
「自分を真摯に見つめ、地の自分で行こうとした時、気持ちがふっと楽になったような記憶があります。」と話してくださいました。

プライベートでは
山本さんは、若いときからさまざまなスポーツにも参加されていて、特に滋賀県で開催された「びわこ国体」で、車椅子バスケットボールの選手として参加できたことは、楽しい思い出だったと言われていました。
最近では、ビームライフル競技やグランドゴルフ競技、フライングディスク競技にも誘ってもらって楽しんでおられます。
スポーツは、健常者・障害者に関係なく練習が大切。また年配の方でも、体力だけではない集中力の凄さがあると驚かされるそうです。スポーツは、いろいろな人との出会いの場であり、また学べることがたくさんあるように思いました。
環境生活課風景
現在の職場は課員が8名で、多賀町役場としては大きいほうだそうです。戸籍や健康保険、老人保健、環境衛生など受け持ち範囲は大変大きく、制度の改正される機会が多いので日々の業務は大変だそうです。
しかしここでも、「無理せず地の自分でやっています。窓口業務の多い職場ですので、お客様第一で応対させてもらっています。いつの間にか課内で一番年長者となりましたが、若い課員の意見もよく聞いて日常業務をこなしています。」と気負わず、でもやることはやりますという思いが伝わりました。

気づくことの大切さ
健常者と一緒に仕事を進めて行く中で、障害者でないと気づかないことがたくさんあるそうです。
例えば、庁舎内外には点字ブロックがひかれているのですが、その上に足拭きマットが置かれていたり、自転車などが置かれていると、視覚障害の方は困られますので、注意を呼びかけます。また、庁舎では2階へ上がる時にはスリッパへの履き替えが必要です。車椅子の方・足の不自由な方のためにはエレベーターもあるのですが、階段を利用される方でも靴の脱ぎ履きが大変な方の為に座ってできるような椅子を用意しては、と提案しておられるそうです。
しかし、障害者だからというだけでなく、両方からの視点で意見や希望を出していきたいと考えておられました。
ページトップへ
Copyrightc 2007福祉しがどっとnet All Rights Reserved.
制作:特定非営利活動法人 アイ・コラボレーション